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聖書学を学ぶ

聖学院大学大学院のキリスト教文化研究

 

文化総合学研究科(旧・アメリカ・ヨーロッパ文化学研究科)は、1999年、これまで日本の大学に欠落していた、アメリカ・ヨーロッパ文化の根源にあるキリスト教理解をもとに、深く新しい文化学の構築を目指した研究科として、博士前期課程からスタート、2001年に博士後期課程も開設し、強固な研究体制を確立しました。

 

特に、キリスト教文化学の研究分野では、ピューリタニズム研究を中心とする、組織神学を軸として、国内最高水準の教授陣の指導のもと、神学研究者や教会牧師、キリスト教学校教師らが高度な知識を求め、教養を深めてまいりました。

 

また、キリスト教と関係性の深い、古代ギリシアの哲学者、アリストテレスの研究、中世の哲学者・神学者のニコラス・クザーヌスや、アメリカの神学者、ラインホールド・ニーバーなどにも分野を広げ、学院に併設された総合研究所とともに、積極的に取り組んでまいりました。

 

2016年、キリスト教文化研究における、さらなる新たな研究分野として、「聖書学」を設け、旧約聖書学研究の第一人者、関根清三先生をお招きしました。

 

複雑化・高度化した現代社会において、いまや大学院のディプロマ(修了証明書)は国際社会で活躍するための基本的な要件になりつつあります。本大学院も真摯な学究の場であると同時に、ここで得られる学識を元に多方面において高度に専門的な職業人を養成するための教育を展開しています。とくに税務・経理・会計、福祉・医療・教育分野等で社会に貢献することを志して本大学院で学ばれる方々は、実学的な分野の学びにもキリスト教精神に立脚したまなざしが向けられていることにやがて気付かれることでしょう。少人数制の対話的なコミュニケーションにより、教員と学生とが精神的・人格的に深く関わりながら知的な活動に邁進する雰囲気は、本大学院開設以来脈々と受け継がれてきたものです。資格を取得することを第一義とする実利主義教育とは異なる自由と敬虔の学風の中で、本大学院の使命は豊かな人間性を身につけた「精神ある専門人」(マックス・ヴェーバー)を養成していくことであると考えます。新たな知の世界を私どもと共に拓き、創造していこうという志のある方々の入学を期待しております。

 

 


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